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ポタラ宮とバルコル裏路地、そしてスリ少年

2日、11時過ぎポタラ宮へ入宮、外国人は入場料100元を支払う。
周りにいたチベット人に聞いたところ、彼らの入場料は1元と言っていた(と思う)。
もしかしたら5元だったかも。。。(はっきり覚えていない。)
中国の外国人料金は云々と言う人もいるかもしれない。
しかし、ポタラ宮に入ってみれば分かるはずだ。
私も含め観光客と違い、彼らは巡礼でポタラ宮へ行くのだ。
ポタラ宮の中には歴代ダライ・ラマの霊廟やそれぞれいわれのある仏像などなどがあり、
彼らは現金やバター(灯明のための)をそれぞれの廟や仏像にお供えしていく。

ポタラ宮に入るには前日に予約をしておかないといけないとガイドブックなんかには
書かれているが、それは夏の観光シーズンなどの観光客の多いシーズンの話。
また、このようなときは見学の制限時間があり、1時間で出てこないといけないとか。
私の行ったときには、予約無しで直接入ることができ見学の時間制限もなし。
急な坂道あり、内部にも急な階段ありでかなり息があがりましたが、
2時間ぐらいで見終わりました。

増築増築でおおきくなったポタラ宮、不思議な建物です。

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ポタラ宮のあとは、バルコルから奥に入り裏路地を探索。
普段着や野菜やバターはたまたパンチェン・ラマの写真など
雑多に色々が売られていて楽しい。
ここで明日の長距離移動のおやつにみかんを購入した。

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裏路地探索で結構な距離を歩いたので疲れてはいたが、夕方
なにかお土産になりそうなものを買いたいなぁーと思い、ホテルから徒歩5分ぐらいの
ラモチェ(小昭寺)へむかい歩いていた。ラモチェまでの路の両側には、
たくさんのお店があり、手にとっては値段を聞いていた。

ところが、歩いていると急に背中のリュックが重くなった。あれー??と思い
勢いよく後ろを振り返ると、少年が私のリュックからパッと手を離したように見えた。
リュックのチャックを見ると、少し開かれている!
瞬間湯沸かし器の私はすぐさま頭に血が上り、
「何しとんねん!何盗ったんや!盗ったもん返せっーー!!」(大阪弁に翻訳)
と叫び、少年の肩をドンドン突いてやった。(ここで一気に周りの注目を浴びてしまった。。。)
この少年が何も反論してこないので、もう一度繰り返した。

急いでリュックの中を確認したところ、何も盗られていなかった。スリ未遂である。
というか元々現金やパスポートなんかはリュックに入れていなかったのだった・・・。
パスポートは旅行用の貴重品を入れるウェストポーチ(腹巻型)の中だし、
現金とクレジットカードの入った財布はダウンコートの内ポケットの中だし。
まぁ、掏られて困るようなものはリュックに入れておくはずがない。
スリ少年の方としては、盗る価値のあるものがなかったから、
何も盗らなかったということかもしれないが。。。


なにはともあれ、旅先ではご注意を!

~つづく~